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トルコリラ天国への道

トルコ円は二番底の確認

投稿日:2018年6月20日 更新日:

トルコ円は二番底の確認

結局、私が米中貿易摩擦の見方を軽視していたから、このようにトルコ円も下がってしまいました。

今回は、少しテーストを変えて二番底という概念について書いていきたいと思います。

最近のインターネットの主役は肌身で感じるのですが、女性に移行をしていると感じます。

ですから、もう少し、女性を意識した文章を書かなければいかないのかな、とも思います。

きのうからの流れ

先ず、最初に、きのうからの流れを解説していきたいと思います。

きのうのメインイベントは米中の貿易戦争、摩擦でした。

このことはここで解説をしたのかどうか記憶はありませんが、要するにこの材料を私は軽視をしていたのです。

全体の貿易量に対して、その比率を考えた場合に、それを大きく取り上げる必要はないのですが、ただ、これは政治マターになるのです。

つまり、マーケットの方向性を決めるのはこの間はファンダメンタルズ、経済指標ということをお話ししましたが、それよりも重要なのは政治なのです。

 

要するに、世界の経済は、世界の旗振りをする政治家によって主導されているということです。

この政治家が決定する政策には逆らってはいけないのです。

よく、株式の世界では「政策に売りなし」という言葉が語られることが多いですが、この格言そのものになります。

要するに政治が主導して問題を提起した場合には、その流れに逆らうな、という意味合いになります。

 

今回の場合「政策に売りなし」という格言とは少し意味合いが違います。

つまり、政治家というのは通常、民主主義国家であれば国民に選出をされているのですから、その政治家は国民の暮らし向きをよくしようと思って政策を発動するから、政策に売りなしになるのです。

 

今回は、トランプさんがアメリカに不利益だから中国に喧嘩を吹っかけた、つまり

報復関税をかけるぞ、と脅したら、相手も、挑発にのって報復関税をかけてきた

という構図です。

つまり、子どもの喧嘩のようなもので、相手が挑発をしたから、自分も挑発をした、という構図です。

でも、これも立派な政策なのです。

 

政策に売りなし、というのはおそらく昭和の格言になるのですが、昭和の時代と違い、今の経済のグローバル化というのは目覚ましいものがあります。

要するに、昔は政策というのは日本国内に限った政策だったのですが、今はグローバルですので、その政策を海外に向けて発動をすると、影響を受ける国々があるわけです。

今回の場合は、アメリカの利益が増えるので買い、中国、日本は売りになるのです。

要するに勝者と敗者がはっきりしているのです。

 

為替相場の場合、今回の場合はドル円やドル元相場になりますので、ドル高になります。

しかし、日本の為替は特殊要因で、ドル高円高になり、結果ドル円が売られた結果、トルコ円も売られたという構図になります。

この説明は、以前にしましたが、トルコ円の構成要因というのが

ドル円÷リラドル=トルコ円

という計算式から成り立っているからだ、ということです。

つまりドル円が円高になるということは、分子が小さくなり、そしてリラドルも小さくなっているのですからその答えは、小さくなる、結果、トルコ円も売られるという構図です。

 

わかりにくい方にとっては代入をすればいいのです。

小学校の算数の授業みたいですが。

トルコ円×リラドル=ドル円

という計算式に変えれば理解できるのではないのでしょうか。

トルコ円の数字が小さくなり、リラドルの数字も小さくなり、それをかけ合わせたら、ドルの数字が小さくなる。

ドル円の数字が小さくなるということは、円高になるということです。

 

何が申し上げたいか、といえば、要するに、前回、経済指標、ファンダメンタルズが相場の方向性を決定するといっていましたが、それ以上に大きい要因が政治マターになるのです。

その政治マターが円高ドル高なのですからトルコ円は売られたのです。

為替というのは2方向から考えなければいけない、という話を以前にお話しをしました。

たとえばドル円ならばアメリカと日本の経済状況を対比して、それを均衡させる値が為替相場なのです。

 

ところが対ドルレート、対ドルレートのことをストレート相場といいますが、それ以外のレート、クロスレート、といいますが、この場合、双方向はもちろん、それに加えてアメリカの動向も確認しなければいけません。

たとえばリラドルの場合はアメリカとトルコの状況を考えればいいのですが、トルコ円の場合は日本、トルコに加えてアメリカの動向も考えなくてはいけないのです。

なぜなら、アメリカドルは通貨の王さまになるからです。

要するに為替レートを考える場合、ドルを含んだストレート相場のほうが、ドル以外のレートのクロスレートより分析しやすいのです。

二番底

焦る必要は無い

二番底という概念を初めて聞いた人も、読者のみなさまには数多くいるのではないか、と思います。

よくみなさん、マーケットをトレードするときに慌ててやらないほうがいい、とアドバイスを受けたことがあると思います。

慌てて、何事をやってもロクなことがないのは当たり前なので、トレードでも常識だと思います。

 

この慌ててやってもロクなことがない、の代表例が、二番底や二番天井の概念になります。

要するに買いから入りたい場合は、投資家のみなさんはみんな同じですが、できるだけ安い値段を買いたいと思うのは必定であり、逆に売りたいと思うときは、できるだけ高いところを売りたいと思うのが必定です。

でも、マーケットには二番底や、二番天井という概念、というか、そういうセオリーがあるからあわてて買うな、売るな、と言うのです。

かんたんにいえば、最初につけた安値をもう一度、取りにいくことを二番底といいます

その逆が二番天井になります。

 

要するに最初の売買のポイントを逃しても、たいていの場合、もう一度、安値、高値を取りに来るからそのときに売ればいいよ、という法則みたいなものがあります。

これを法則「みたいなもの」と書くのは、その確率は100パーセントではないから「みたいなもの」と書くのです。

ですから必ずあるというものでもないのです。

要するに最初の買い場、売り場を逃しても、またその値段が来る確率は高いからあわててトレードしないようにしましょう、ということになるのです。

二番底の考え方

今回のトルコ円の場合、5/23に最安値22.2円という値段が付きました。

そして6/20 10時現在、6/19の安値は22.95円という5/23の安値に匹敵するような安値をつけています。

このことは、チャートは添付しませんが、ご自身で二番底の概念が初めてという方は必ず確認をしてください。

 

みなさん5/23の安値を買いたい、と思う人は多いと思いますが、あえなく買うことができなかった人が多いと思います。

あまりの下げっぷりに驚いて、まだ下がるのではないか、という恐怖から買えなかった人は多いと思います。

でも、この二番底を確認するという知識をもっていれば、ここで買えなくても、またもう一回買うチャンスがあるということを知っていれば、次の機会には買えるという経験値をもっていれば、その買い場を逃しても焦る必要がないのです。

 

つまり、買い場を逃したとしてもまた何れ、買い場が来ると思っていれば、買えるのだから焦る必要など全くないのです。

これが二番底の概念です。

もちろん、二番天井も同じことであって、最初の高値を売り逃しても、慌てる必要がないということです。

 

ただし、注意ですが、安値は二回くると覚えるのではなく、もしかしたら3回、あるかもしれないと思うことも大事です。

通常の相場であれば、二回の安値が来るのですが、三回の安値がある可能性もあるということです。

この二回の確率は90パーセント以上になりますが、三回目になるととたんに確率は50パーセント以下になりますので、できれば二回目の安値で買いたいね、ということです。

二番底の豆知識

豆知識

二番底という概念の発祥はアメリカではなく日本になります。

最近はアメリカかぶれの連中が多いのですが、もともと相場というのは日本の専売特許みたいなものだったのですが、1970年前後にアメリカで相場の研究が盛んになり、日本が下火だったので、アメリカが先進国になっただけです。

たとえば、ローソク足などは日本で発祥したものですし、一目均衡表などは、英語表記もICHIMOKUになります。

 

こんなことはどうでもいいのですが、この二番底の関係性を説明したのが、ニューヨークダウで有名なダウ・ジョーンズ理論になります。

たとえば、二番底を形成した場合、最初の安値より、二回目の安値のほうが高かった場合は買い相場への転換であり、一回目の安値よりも二回目の安値のほうが安い場合は、売り相場の持続と説明される有名な理論になります。

 

この確率は非常に高いので、世界中の投資家が一回目の安値と二回目の安値を比較して、相場の基調を判断します。

この相場の方向性の決定理論である、ダウ理論は世界中の投資家が知っていますので、それがコンセンサス、つまり予想の主流になります。

相場で儲けるためには独自の見方も非常に大事ですが、みなさんがどのように相場動向を見るかによっての流れ、これをコンセンサスと言いますが、も大事なのです。

今回のトルコ円は、まだ、前回の安値を下回っていませんので買い基調継続となるのです。

豆知識②

二回目の高値安値のことをそれぞれ、二番底、二番天井というのは理解したと思いますが、さきほどご説明をしたように、三回、四回とある場合はあります。

この三回目の高値のことを三尊天井といいます。

つまり、三番底とめったに言わないのは、安値が三回つける可能性よりも、三回高値を付ける可能性のほうが高いから三尊天井という言葉が存在をするのです。

 

この三尊天井のことを、英語ではヘッド&ショルダー、つまり頭と両方の肩の形であるということです。

その三つの山のことを酒田罫線法では三山と呼びます。

形は頭と肩と一緒で、真ん中が一番高く、そして両肩にあたる部分はそれよりも低いことになります。

 

そして、三尊天井というのは、おそらく法隆寺の釈迦三尊像のように左肩よりも右肩のほうが低いことを三尊天井といいます。

もちろん、この三尊天井の言い回しも江戸時代に発祥した言い方になります。

つまり英語のヘッド&ショルダーは日本のパクりなんですよね。

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角野 實(かどの みのる)

角野 實(かどの みのる)

大学を卒業後、金融機関に15年勤め、FXシステムの開発、セールスに携わる。 その後、独立し投資顧問会社を設立。 2018年6月には、投資顧問会社を売却し、那須の山奥で悠々自適な生活を送る。 マーケットに対し、ロジカル且つシンプルな見解は多くの賛否両論を生む。

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