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トルコリラ天国への道

トルコ中銀利上げ幅とFOMC

更新日:

トルコ中銀利上げ幅とFOMC

季節外れなのか、よくわかりませんが、台風5号接近中ということで那須の山奥の木々も風によって揺れています。

そんな中、明日に米朝会談が開催され、個人的な意見としては何も決まらないのに、大騒ぎをしていると思います。

そんな中で非核化の即時というのは無理難題でしょうが、北朝鮮へアメリカが投資というのはもしかしたら、通るかもしれません。理由は長くなるので、またの機会にとは思います。

 

今回はこのことは今から理解をしたほうがいいと思う、

  • トルコ中銀が6/7に行った政策金利の利上げ幅について
  • 明日か明後日結果が出るアメリカFOMCの結果、トルコリラに何が起こるのか

のお話しをしたいと思います。

 

しかし、先週に、東北地方、月山まで行き、週末のほうに東京に行って疲れ果てました。

予定通りマーケットでは何も起こらずの結果で安心はしています。

この米朝会談、FOMCでも何も起こんないだろうとは思っています。

ドル円や日経平均、アメリカ株価の話であってトルコはなんともいえない、とは思っています。

その話は読んでいただければ、その辺のトルコリラ投資家よりも、間違いなく今後、起こり得るトルコリラについて理解はできると思います。単なる復習にすぎませんが。

トルコ中銀利上げ幅について

トルコ中銀が政策金利の引き上げ発表を6/7に行い、1.75パーセント引き上げ、17.25にしました。

この1.75の意味は何の意味もないわけではなく、このことを理解していれば、次回のトルコ金融政策決定会合の利上げ幅もだいたい想像がつきますし、物価が上昇する限り、トルコ中銀は、利上げを行うということがわかるはずです。

トルコ中銀政策金利推移

トルコ中銀が政策金利1.75%引き上げ

トルコ中銀の金利決定がされた月には、この棒グラフがついており、ずっと変化しなかったものがここ最近は変化をしているということを記憶にとどめておけばいいと思います。

トルコインフレ率

トルコインフレ率

インフレ率と消費者物価指数の違い、と、聞かれることがありますが、意味は同じです。

インフレというのは物価が上昇することで、物価が上昇しているときにはインフレ率というときが多いのですが、日本のように長いデフレになったときには消費者物価指数、ないしは英語でコンシューマー・プライス・インデックス(CPI)ということもあります。

統計の意味は一緒になります。

このグラフの数字、5月が348.34、4月が342.78になります。これを無精しないで以下の計算を行います。

348.34÷342.78=1.0162…

になります。

これを%で表記をすると物価は1.62パーセント上昇をしたということになります。

4月から5月にかけて1.62パーセント物価が上昇したのです。

 

5月の政策金利が16.5パーセントで6月には17.75パーセントとなり、差っ引きで1.75パーセント上昇しています。

消費者物価は、1.62パーセント、先月に比べて上昇をしていますので、政策金利の上昇幅と、消費者物価指数の上げ幅は一緒だということです。

つまりトルコ中央銀行は、消費者物価指数の数字をみて、たんにそれだけ、政策金利をオンしただけの話なのです。

 

参考までにお話しをしておけば、通常の中央銀行というのは、0.25刻みで金利を上げる傾向があり、その最たる例はアメリカでFRBは0.25ずつ金利を上げている訳です。

つまりトルコ中銀は1.5パーセントの利上げでもよかったのですが、マーケットにこれ以上、トルコリラの資金流出を防ぐために、利上げを行っているのですから、1.5でもよいのでしょうが、この利上げ幅が1.5の場合と1.75の場合ではマーケットへのメッセージにならないのです。

つまり、今回、6/7の政策金利発表で示したことは、消費者物価指数が上昇した分、また政策金利を上げますよ、というメッセージになり、実際に金利を上げるでしょう。

 

もっというのであれば、よく日本の財務大臣が

「これ以上の円高が進めば断固たる処置を取る」

というのと同じで、この金利の上げ幅によって

「これ以上のトルコリラの資金流出がおこれば、断固たる処置をとる」

と言っているのと一緒だと思えばわかりやすいでしょう。

 

日本の場合は、円高が進行すれば為替市場の介入を行うでしょうが、トルコ中銀の場合はひたすら、政策金利やレポ金利などの金利を操作することになるでしょう。

トルコの場合は外貨準備金が少ないので介入は行わないと思います。

外貨準備金が少ないのに、介入を行えば、東南アジア通貨危機の際のタイや韓国のようにさらに売られて、中銀が白旗を上げることになりかねないので、介入は行う可能性は少ないと思います。

もっとも実際に介入など行えば、もう、トルコの先は長くないな、と私は判断します。

ですから、介入を行った時点でトルコリラの売り方に回ると思います。

 

要するに、これからいくら物価が上昇しようとも、上昇した分、トルコ中銀が金利の引き上げ政策を行い、資産の流出を防ぐ防衛手段を行うと宣言をしているのです。

物価の見通しについてはこれだけの通貨安になったのですから、今年のある時点で、物価が下がることはないというのが通常の考え方になると思います。

もし下がれば、リラはもっと上昇することになると思います。

だから、今度の消費者物価指数の上昇幅分、来月もトルコ中銀の利上げがあると見たほうが利口な方になると思います。

 

また、ここまでは、前月比の話をしましたが、去年の同じ月とくらべ、物価上昇は12.15パーセント上昇をしています。

政策金利が17.25ですので、物価の上昇幅よりも、預金金利の方が高くなりますので資金の流出は起こり得ないという判断に至っていいと思います。

流出の根源の話

トルコから資産が流出する、そもそもの原因はアメリカのドル高と金利高に要因があるという話をしました。

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トルコから資金が流出する理由

トルコから資金がなぜ、流出するのかは前回、お話しをしていきました。 今回は、その話をより詳細にお話しをしていこうと思いま ...

そしてFOMCが近々に開催され、その結果の政策金利上げはほぼ確定をしています。

アメリカもトルコの分析同様、物価と金利の関係をみた場合、今のアメリカ経済では金利が安すぎますので、フォワードガイダンス通りに金利を引きあげることでしょう。

 

ここで問題なのは、トルコやそのほかの新興国からお金が流出するのはドル高と金利高という話なのです。

アメリカがFOMCの結果にて金利を引き上げれば、投資家の普通の態度は、新興国よりもアメリカのほうが信用がありますので、アメリカにお金を還流させることになります。

つまり、またトルコから資金が流出する危機があるということを今週は念頭に置かなければいけません。

 

現状は、ドル高が進行し、これも新興国やトルコからの資金流出の原因となります。

ただし、金利の面においてはアメリカの1年物の金利は1.8パーセント金利で、トルコは17.25パーセントになります。

みなさんは、この金利であればトルコに銀行預金を選択する人が多いと思いますが、トルコリラに完全に下値不安が消えたわけではありません。

 

たとえば、みなさんが、トルコリラに貯金をして、17.25パーセントの金利で喜んでいると、逆にトルコリラが30パーセント下落してしまった場合、たとえば、金利が17.25パーセントついたとしても、日本円にもどした差っ引きで13パーセントほど損をします。

少し、話が横道にそれますが、トルコ中銀のインフレ率12.5パーセントと政策金利17.25の4パーセントの差というのは1年間に4パーセントほど通貨の価値が下落する可能性を示しているのです。

所詮その程度

現在、24円とすると、その4パーセントは0.96円になりますので約1円ほど、1年間で下がる可能性をみているともいえるのです。

ですから下がっても前回の安値近辺だよ、と言っているのです。

少なくても、私が言うより、私より頭がいい、トルコ中銀の見通しはそういっているのです。

私とトルコ中銀の言い分、どちらが正しいのかは勝手に判断してください。

ま、かんがえてみれば、私も、あっても前回安値があればせいぜいかな、と思っていますので、考えていることは一緒なのです。

 

今、解説したことからも、わかるように、この17.25パーセントの政策金利をどういう風に設定したかを考えることによって、中銀の考え方などはよく研究すればわかるのですが、その意味を考えていないアナリストばかりですから、彼らの見通しは外れるのです。

FOMCの金利上げが、年間4回になるとか騒いでいるアホがたくさんいますが、FOMCの理事たちが金利は大して上がらないと言っているのに、上がる、と言っているアナリストはアホか読解力がないのでしょう。

 

話を元に戻すと、アメリカで貯金をした場合は1年で約1.8の金利が付きます。

物価は2.0パーセント程度なので、預金をしていたら損になります。

つまり、アメリカ政府やFRBはトルコのように将来、資金流出に悩まされる可能性があると判断するのは早計になります。

なぜならドルはこの3月から5パーセントも上昇しているのですから。

ですから、実質、ドル預金は、金利プラスドルの上昇分が付加されて6.8もの金利があるのです。

そのうえ、まだドルが上昇する可能性があり、そして、さらに金利はFOMCの結果によって0.25がプラスされることがほぼ確実だと思います。

 

つまりトルコからの資金流出を防ぐためにはその通貨の価値を上昇トレンドに乗せることが重要で、消費者物価と政策金利の関係が現状、

消費者物価<政策金利

になるのですが、本格的なリラ上昇局面になると、

消費者物価>政策金利

になるのです。

こういう状態になってから買っても十分に儲かるのですが、私はケチの上にせこいから、より大きな利益を得るために今から買うだけの話です。

 

こうやってみていくと、政府の政策というのは実にうまくできており、きちんと勉強をすれば、経済の仕組みなんてテレビに出ているアナリストよりもより早く、正確に予測できるのです。

しかも、私のように、予測を言いきってもほとんど外れることがないような状態になるのです。

言っておきますけど、テレビや新聞で偉そうに経済を語っているやつのほとんどはバカか無知なのに偉そうに話しているだけですからね。

 

トルコ経済専門家といっても、ここでみなさんが私のコラムを読めば、3年後には嘘つきトルコ専門家よりもみなさんのほうが完璧な予想をすると思います。

もちろん、本人のたゆまぬ努力次第ですが。

ただ、私の言っていることが理解できれば、確実にテレビやマスコミにでているジジィ、ババァどもよりもみなさんの方が詳しくなっていることは確実だと思います。

なぜなら、私は毎日、テレビ東京の経済番組をみて、間違いばかりを指摘して、その間違いを指摘してほとんど外れたことがないからです。

みなさんも早く、その境地に行くといいですね。

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