おはようございます。
西日本は、相も変わらずの暑さらしいのですが、東日本は台風接近で曇天です。被災者のみなさまにはご苦労が続くとおもいますが、充分にご自愛くださいませ。
さて、ご待望のうにがまだ届かない。もちろん、冷凍ではなく「生」。とれとれのホヤホヤのうにでございます。きのう陸揚げしたものをきのうのうちに配送して本日、届くというような趣向でございます。
とりあえずうに丼と軍艦巻きにして食べる予定ではございますが、残りは冷凍してパスタでしょう。
そんなことよりもトルコが急落していることに対しての説明をせよ、という読者の要望が多いと思いますので、本日は広告宣伝を後回しか、削除をして書いてまいりたいと思います。


トルコ急落の原因
週末にエルドアンさんが、アメリカがトルコ2人の閣僚に対して制裁を加えたことに対して、意趣返しのアメリカ閣僚2人に対してのトルコ国内資産の凍結を発表したことが重しとなったのでしょう。
日本時間、ヨーロッパ時間、アメリカ時間のスタート時間にそれぞれ売り込まれ、前回安値を割り込んだところで、ストップロスを誘発し、そして日本円の22円の節目でさらにストップロスを誘発したのでしょう。
きのう一日で10パーセント弱売り込まれたというのが真相になると思います。この間に材料らしい、材料もなく、報道もなぜ、下がったのか、よくわからない状況のまま報道をしていました。
この結果、トルコ円は前回安値から8パーセント、ドルリラは9パーセント売り込まれたところで売りどまりをしたような感じの模様です。
セリングクライマックス
この言葉は、テクニカルの用語であり、相場は投げ踏みで値段が決定をするということと同じ意味です。
通常、相場というのは売りの枚数と買いの枚数が一致したときに値段が成立をします。みなさんは相場の判断は売りと買い、2種類しかないと思っている方は多数だと思います。
しかし、先物取引では売買種類は、4種類とも5種類ともいわれています。
参考までにFXというのは先物取引の金融派生商品、デリバティブの一種です。つまり為替取引は現物取引が基本で、これが本流の取引となります。そのほかのオプション、先物、信用、指数取引などはすべて金融派生商品になります。
FXは先物、信用、CFD取引の中の、その中でも外国為替の取引のことをFXと言います。つまり、みなさんがFXをやっているということはデリバティブトレーダーという恰好のいい職業に携わっているのです。
私の若いころなど、信用や先物取引などは、一部の優秀な人間しかこういった先物取引をやらせてもらえなかったのですが、今では猫も杓子もやっていることに隔世の感があります。
話が逸れましたが、FXでの売買種類は内部要因分析でいえば、新規買い、買い戻し、新規売り、転売、この4種類によって構成をされています。
- 新規買い
- 買い戻し
- 新規売り
- 転売
新規の売り、買いは、みなさんでもお分かりなるように建玉がない場合に、新規に玉を建てることを新規買い、新規売りといいます。そして新規売りを決済をするときに、買い戻しをするので、新規買いとは別種類の勘定として分析をします。当然、新規買いの反対売買は転売になります。
つまり新規に建玉をするのと、その玉を決済をするのではその売買の種類が違うということになります。
要するに先物やFXのトレーダーというのは、この新規売り、買いで儲けるために参入をしてくるわけです。このFXのゲームというのは売り方、買い方双方が、証拠金をプールしてその証拠金を奪いあうゲームになります。
つまり、新規の売り買いによって参入してくる人たちを、狙う人たちがいる訳です。つまり、売り買いどちらか一方は必ず外れるのですから、その外れた人の方の人達が損切り、ないしは追証を払うことを目的として玉を建てる人もいます。
つまり、曲がり屋に向かえ、という格言が昔からありますが、
のです。
その損切りをした金額は、宙に浮くわけですから、その玉を反対売買で取りに行くことを利食いというのです。
要は、FXというのは単なる証拠金の取り合いのゲームであって、1枚につき100万円もうかっている玉を損させるのと1枚につき100万円損をしている玉、どちらがうばい易いですか? という問題のみなのです。この場合、1枚につき100万円損をしている玉から奪ったほうが、お金は取りやすいことはみなさんできると思います。


今回のトルコの場合、ずっと下がり続けているのですから買い方は大損をしている訳です。その大損をさせるために売り方は売るのです。通常で考えて、ファンダメンタルズトレーダーはこんなところでも売れませんし、素人のトレーダーも売れません。
なぜなら値位置が最安値近辺だったのですから。しかし、この内部要因をよく知っている方も売れると思います。私の場合は、去年からトルコの買い場を考えていたので、売りという選択肢が頭になかったのです。
もちろん、この頭がなく、突然、チャートを見せられれば、出来高とトレンドをみればもう一回下がる、とすぐに理解できたことでしょう。でも、トルコの場合は買い場をねらう方針ですので、その発想はありませんでした。
内部要因からみれば、明らかに素人が買っているのは確かで、それを損切りさせるまで売ってやれ、と何も考えていなければ売るでしょう。
つまり、トルコ円で儲けるためには買い方が大幅な損切りをするポイントを見極めればいいだけの話です。
このポイントは、計算をすれば通常の為替相場、とくにメジャーなドル円やユーロドルなどは出るのですが、トルコ円などのローカル通貨の場合、今回、21円割れにストップを置いている人が非常に多かったようです。
通常であれば、前回安値近辺の21.2円近辺に置くのでしょうが、21円割れというのがどうにも解せない、というのは、なんとも想像ができないということなのです。
このストップの位置から考えると、私は21.2円の場合は20.7円、そして20.2円に新規買いを入れておくのは当然の話になります。
この計算方法に関しては、また機会があれば話をさせていただきますが、21円割れ、にストップを置くのは、なんともよくわからない、というのは本音です。21円割れに置いたら、20.5円できちんと買えるのに、と思った次第です。
参考までに指値の置き方というのは、20.5円なら、私は0.01円刻みで複数の買い指値を置きます。それによって入らないリスクを避けます。
もし、一つしか指値を出していない場合はそれが成立しないリスクがあり、そのリスクを避けるために1つの指値で入ってください、お願いしますなんて、リスクを個人的には負いません。
何れにしても不可解なストップオーダーだったな、と思います。
そして
のです。
これがセリングクライマックスの特徴です。
しかし、今回の場合は、その出来高の推移をみていると明らかに出来高の不足を感じており、高くなれば、叩き売られるケースになるのであろうと思います。
つまり、昔からよく言われることですが、総投げ状態になれば相場に買い方が存在しなく、売り方は手仕舞いの買いしかしなくなるので相場は急上昇をするのです。
そして、戻ればまた売り方が新規売りをするのですが、買い方がいないために、結局、手仕舞いの買い戻しをしなくなるので、二番底が完成をするのです。
要するに、今回の場合、買い方がぶん投げて、その証拠金は売り方が手仕舞いの買い、つまり買い戻しを行うことによって、その証拠金を買い方から売り方が取り上げることができて相場は終了するのです。
この場合、本当に買い方が全部、参りました、といってほとんどの買い玉をぶん投げた場合、マーケットに買い方がいなくなるので、売り方は手仕舞い買い行わざるを得ませんので、マーケットは急騰をするのです。
しかし、今回の場合は、急騰というようなレベルではありませんので、おそらく少数の買い方がまだマーケットに存在をするということになります。
この場合、しつこい売り方は、また戻れば売ってきますので、値段を下げさせて、買い方に証拠金を差し出せ、とやるのですが、こういったケースではこれらの買い方は、非常に懐の深い買い方になりますので、なかなか売り方に証拠金を献上しません。
そうこうしているうちに、売り方が知らない間に値洗いが悪化をし、その結果、最終的には踏み上げられるパターンになると思います。
つまり相場の売り買いには新規の売り買い、そして手仕舞いの売り買い、これを転売、買い戻しと言いますが、の4種類があるということです。そして、内部要因トレーダーというのは新規の玉の間違った方向に向かい玉を建て、その玉が損切りをして浮いた証拠金を利食いによって得るのです。
ですから、内部要因では新規に建てた玉に対して、曲がった玉方向に建てるのが鉄則であり、それが損切りをしたら儲かるポジションを持てばいいだけの話です。つまり内部要因トレーダーというのは、新規売り買い玉にしか興味がないということです。
もっといえば、転売、買い戻しという2種類の売買に市場は興味を示さないということです。なぜなら、転売、買い戻しという二種類の玉というのは市場から退出する玉ですから、その玉からは利益は取れないからです。
利益が取れるのは新規に売り買いした玉のうち曲がったほうから取ったほうが効率的なので、負けている玉方向を探す出すことが肝心なことです。こういう方法をデイトレーダーで理解していない人は1年も生き残れないことでしょう。
これを理解していて3年もてばいいほうかな、ということです。私はデイトレードほど貧乏トレードで非効率なものは一切、行いません。長期に張ったほうがよほど儲かります。
そして最後になりますが、売買の種類、5種類目というのは、デイトレーダーに向けたもので、相場の売買の判断は売り買いの2種類ないしは、4種類だけではなく、やらない、という判断もあるということです。つまり、ポジション病の人に対して、やらない、という選択肢もあるということを教えたいのです。
- やらない
相場、とくにFXは24時間営業ですから、いつでも儲けられるというものではありません。わからない、ときはやらなきゃ、いいんです。これも投資家として長生きができるコツになるのです。
ファンダメンタルズ的な説明
今朝、トルコ中銀が外貨準備率を45パーセントから40パーセントに減らすと発表をしました。この外貨準備率の国際的な基準は、通常、輸入貿易量1年分の外貨準備をもつというのが通常なのですが、この40-45パーセントというのは何を指しているのかさっぱり意味がわかりません。
ただし、この外貨準備を減らすというのはある意味の金融緩和であり、その結果、トルコ安が進行をするという意味がよくわかりません。
なぜ、このような措置を取ったのかといえば、エルドアンさんは大統領就任式でトルコ100日間計画というのは発表しました。その中に外貨準備を使って、トルコリラを防衛するというものがありました。
この政策は、就任後は上手く機能をしていました。実際、5ドルから上にリラが安くならず、それを私は介入ではないか、と疑いましたが、結局、そういうことなのであろうと思っています。
結局、アメリカが訳のわからない閣僚2人に経済制裁を加えるということを行ったことに対してその防衛ラインは破られ、そして、報復に、アメリカ閣僚に制裁を加えたことによってさらに売られることになりました。
しかし、外貨準備をさらに放出すると、その割合を下げることを意味しますので、資金は潤沢にできるという意味になります。これによって、兵器の輸出など、高額商品になりますが、行ったことで外貨準備を増やしてきたのです。
たしかパキスタンかどこかにヘリコプターをトルコは販売しています。(間違えていたらごめんなさい)これがアメリカの逆鱗に触れた可能性もあります。なぜなら、アメリカも兵器産業を輸出のメイン商品に据えていますので。

つまり、外貨準備をもっと放出して、外貨を獲得しようということになり、今回のアメリカとの対立によって、売られたリラを買い戻す動きに出るのであろうと想像しています。
情報不足で、何が起こっているのかさっぱり理解はできませんが、おそらくエルドアンさんとアルバイラクさんのやりたいことはこういうことだと思います。
つまり、
のです。この政策は徐々に効果が出てくることでしょう。
参考までに、中国がこの外貨準備率の割合を減らしたことによって人民元安がスタートしています。これと重ねて、欧米の金融機関はトルコを売っているのだと想像をしています。
今回のトルコの場合は、その意味が全く違います。つまりトルコの外貨準備率低下というのは逆にトルコ高を演出するものなのですが、プロの金融トレーダーは真逆のことをやっているのです。いずれ、その間違いには気づくと思いますが。
まとめ
トルコが新安値を更新したといっても、そう慌てることはないと考えています。なぜなら、マーケットというものは、ファンダメンタルズの変化によって動くものだからです。ここ2か月のマーケットの考え方というのはまず、売りありきを前提に理論を組み立て、われこそは正しいと言っているようにしか見えません。
何度もいいますが、アメリカが経済制裁を行った場合には、トルコのファンダメンタルズは著しく低下をします。しかし、それは、まだ懸念の状態であって、実際には行われてもいないのに、なぜ、トルコはこれほどまでに下がらないといけないのでしょうか?
実際に起こりもしないことに対して、その不安とセンチメントで下げているのです。トルコの閣僚とアメリカの閣僚に経済制裁を加えて、双方の国のGDPがどれほど下がるというのでしょうか?0.1ポイントも下がらないのに下がりすぎです。
たとえば、アメリカの貿易戦争をメディアを賑わしていますが、アメリカのGDPに占める割合はわずか5パーセントです。その対中制裁の金額は2000憶円と言われています。
でも、アメリカのGDPなど日本円で1700兆円です。率にして何パーセントか知りませんが、わずかな量に対して騒ぎすぎです。そんなに大した影響などありません。なのに、大騒ぎしています。
トルコの閣僚に制裁し、アメリカの閣僚に制裁して、その閣僚は1700兆円も財産をもっていればたいへんなことですが、0.01ポイントもその占有率がないのに、アホか、としか思いません。
現時点で、私が危険ポイントとみているポイントは割り込みましたが、非常に楽観をしております。だって、マーケットが勘違いして、勘違いな値段を出しているということが明白だからです。だから、だまってコツコツと何度にも分けて買うしかないと思います。
編集長は渋い顔をするだろうが、ここは読者のためであって、私たちが金儲けをするのは、読者が儲かったあとだ。きっと儲かったお金でみなさんは私たちに貢献してくれるであろう。
その証拠に本日は広告宣伝なしで、ここに寄稿してから最大の長さである。いつでもどこでも宣伝していいというわけではないということは私は心得ているのをご理解ください。
本日もありがとうございました。



トルコリラスワップポイントランキング


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