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トルコから資金が流出する理由

更新日:

傘を持って立っている男性

トルコから資金がなぜ、流出するのかは前回、お話しをしていきました。

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トルコ円が動く理由
トルコリラが売られる理由? の話

この説明をする前に読者のみなさまが、私のトルコに関する記述を読んでいないようであれば、これ以前のトルコリラに関するものをしっかりと読んでいただきたいと思います。 トルコリラを理解するのに、ウェブの1ペ ...

今回は、その話をより詳細にお話しをしていこうと思います。

前回のおさらい

前回は、今回のトルコリラの急落というのはアメリカの金利上昇から起因をするものが端緒であって、決してトルコの景気や経済が落ち込んだ結果ではない、という話をしました。

つまりトルコリラ安ドル高が進行した理由というのは、2つの国のどちらかに原因があるのですが、今回の場合の発端はアメリカになるのです。

 

このような状態、実は、わかっている人には去年から起こるということはわかっていたことなのです。

去年、トルコ円が30円を割れたときに必死に買いを推奨していた自称プロのおばはんがいらっしゃいましたが、あえなくどこかに消えてしまいました。

わかっている人からみれば、狂気の沙汰としか見えず、冷ややかな目でみていました。

 

なぜかというと、アメリカの金利上昇は、去年の時点で確定的だったからです。

理由はFRBが完全のQEを停止したことからドル高になり、これだけでもリラ安は確定なのですが、その上に2018年に入ってからトランプさんが減税を行うことによってアメリカ債券が大量に増刷され、その結果、自動的に金利が上昇をしたのです。

FRBのQE停止もトランプ減税も事前に告知をされていたのですから、ドルが高くなり、金利が高くなることもわかっているのに、なぜ、トルコを買い推奨するか理解不能になるのです。

 

これは、国際的な資金循環で説明することができ、アメリカ経済の好調、不調の転換時には資金の流れが変わるのです。

リーマンショック以降、アメリカが不景気でゼロ金利だったので、アメリカ国内に滞留をしていたお金が金利の良い、そして好景気に沸いていた新興国に一斉に流れたのです。

そして、アメリカの景気がよくなり、金利が上昇してくると、アメリカに資金が却っていくのです。

ですから、

新興国の経済はピークを打った

という人がいても、その考え方というのは全く不思議ではないのです。

 

そして、アメリカ国内から海外へ流れた資金は230兆円にものぼると一般的には言われており、そのお金がアメリカに還流をすれば新興国経済に打撃を与えるはずです。

230兆円というお金の想像がつかない、という方のために例示をすれば日本のGDPが約520兆円、国家予算が100兆円くらいということを添えればなんとなく想像がつくでしょうか?

どちらにしても日本の国家の規模くらいのお金がアメリカから新興国に流れているのです。

日本は腐っても世界3位の経済大国ですよ。どれだけアメリカがお金もちなのかよくわかる話だと思います。

トルコから資金流出の詳細な話

数ある新興国の中でも

トルコからの資金流出がひどい

という状態なのはなぜなのか、という話をしていこうと思います。

 

新興国にもいろいろとあり、FXの世界でも南アフリカランドやメキシコペソ、香港、シンガポールなどいろいろあります。

中にはアルゼンチンのように実質的にデフォルトを起こした国もありますし、またベネゼェラみたいに国家の存亡の危機にあるところもあります。

アルゼンチンやベネゼェラみたいに国家の存亡の危機にあるところは、自国通貨が売られるのはみなさん理解できると思います。

でも、トルコは国家の存亡の危機というほどの危機でもないのになぜ、売られるのか、という疑問があると思います。

 

そこでよく説明された資料が以下の資料になります。

私ら、専門家からみれば、資金の流出原因などかんたんに予測できるのですが、みなさんには難しい。なぜか?

かんたんなことで、その仕組みがよくわからないから、理解ができないのです。

そういう部分において、この資料はよく説明されているのです。

でも、ここに書いてある内容は理解できない方が多いと思います。

その説明をしてまいりましょう。

銀行預金の金利の意味

もう、若い方は日本の銀行預金などあって、ないようなものだ、ということは理解していると思います。

50才以上の方は、昔の日本では高齢者が金利で生活をするのは当然の話だと理解していると思います。

さて、この銀行の預金金利というのはどういうメカニズムで設定されているか、を理解することによって、この資料の意味がわかってきます。

 

銀行の商売というものは、みなさんから預金を集めて、それをほかの資金を貸してもらいたい人に融資をすることで成り立っています。

もちろん、銀行はほかにも決済という商売をしていますが、今回は預金と融資という仕組みに絞ってお話しをしていきます。

 

銀行はみなさんからお金をお預かりするのですから、その資金を預かる手数料として金利を支払うのです。

逆に融資する人にはそれ以上の金利を徴収し、その利ザヤによって利益を得ているのです。

その金利を決定するのは何?ということがわかっていないのでみなさん苦しむのです。

 

実は、ここで国債金利とか出してくるからわからなくなるのです。

その説明でもあっているのですが、今回は、物価という側面でお話ししていきます。

 

日本はみなさん、ご存知のように日本銀行が「異次元緩和」と銘打ってお金を増刷していることは知っていると思います。

その目的は「デフレ脱却」です。デフレというのは義務教育で学習することなのですが、物価が下がることを指します。

いろいろ、突っ込む人は多いと思いますが、ここではわかりやすいように物価が下がることをデフレと定義します。

 

デフレを脱却するために日本銀行は異次元緩和を行っているのですから、物価を上げたいのです。

 

そこで、考えてみてください。

もし、みなさんが銀行に100万円をあずけて、1年後にそのお金を引き出した場合、

物価が上昇したら1年前に100万円で買えるものが、引き出した時点で買えるものは100万円以上になる

というのは理解できますでしょうか?

たとえば、物価が2パーセント上昇していたら、去年、100万円で買えていたものが、ひきだした時点ではその総額は102万円必要になるのです。

つまり2万円の利子がついていないとみなさんは実質上、損をしていることになるのです。

 

要するに銀行に預けている場合、金利が物価以上に高くない場合は、みなさん損をするのです。

損をするのに、みなさん、喜んで銀行預金をするわけがありません。

銀行に預けていた1年間、金利がつかなければ、お金は実質上98万円になっており、その損を銀行が補填してくれなければ誰も銀行に預け入れしません。

銀行預金をする人が得するのは2.1パーセント以上の金利がつかないと儲かりません。

つまり、この場合、2.1パーセント以上の金利をつけないと、誰も預金なんかしないのです。

物価の上昇と、同じ幅であったらたんす預金をしていても変わりませんので。

 

さて、上記の資料の話に戻りましょう。

上記の資料のグラフをみてください。

トルコの消費者物価指数

トルコの消費者物価は現在、11パーセントくらいになります。高いときには、13パーセントです。

この場合、銀行の金利は物価以上にならないといけないのです。

そして、トルコの主要金利というグラフも掲載しています。

トルコの主要金利の推移

物価が11-13パーセント上昇しているのであれば、銀行の金利は15パーセント程度なければだれも銀行預金なんかしません。

なぜなら、物価というのは常に変動をするものですから、金利は確実に1年間預けていれば、物価の上昇を超えないような水準に設定するのが当然です。

この政策金利というのは預金金利に連動をしますので、政策金利が上昇すれば、預金金利も自動的に上昇をします。

 

たとえば、今後1年間に物価上昇が14パーセントになってしまったら、政策金利を超えてしまい、また資金流出が顕著になります。

なぜなら、物価が金利を超えてしまうからです。

つまり中央銀行は、常に預金金利を上回るように、政策金利を設定しなければいけないのです。

 

従前までは政策金利が13.5パーセントだったのですから、いつ物価が金利を超えてしまうかわからないので資金の流出が起こったのです。

中央銀行は、金利を物価に抜かされないようにコントロールしなければいけないのですが、その金利の利上げが遅かったから、トルコから大量に資金が流出したのです。

ほかの新興国は物価が金利を超えないようにコントロールしますので、大した下げにはならないのです。

 

では、

中央銀行の判断ミスによって資金が流出したのか?

といえば、中央銀行の判断ミスではなくトルコの大統領が経済に無知だから起こったのです。

 

トルコのエルドアン大統領が金利を上げるのは好ましくない、と発言をしていたので、中央銀行が利上げを躊躇したのです。

ご存知のようにエルドアン大統領は、強引に首相制度から大統領制度に移行させたように、強権、独裁政治色を強めています。

つまり、中央銀行が今まで大統領に「忖度」していたから起こった、判断ミスによる暴落なのです。

 

現在、物価上昇が11パーセント程度で、政策金利が16.5パーセントなのですから、銀行預金をする人にとっては安心して銀行預金ができるレベルになっています。

その上、アメリカの金利が10年物で一時期3.1パーセント台まで行っていたのが、現在、2.8パーセント台まで低下をしているのです。

トルコが下がった原因というのは、

  • アメリカの金利上昇が原因で
  • さらにトルコの下げが加速した原因が政策金利の引き上げが遅かったこと

この2つの材料が現在、解消をしているのですから、現在安値圏でもみ合っているのです。

 

もし、あなたの周辺でいまだに、

トルコが売り

とか言っている人がいれば、心の中で「それは違うよ」と説明することができるレベルになれば、あなたはこのことを理解したことになります。

人に説明できるくらいに上記のことを理解してみてくだざい。

かなり、自分自身の相場観に自信を持つことができると思いますよ。

 

よくいるのですよね、テクニカルで相場を判断している人で、間違ったことを言う人が。

まだ、テクニカルは日足レベルでは売りと買いの転換点上にいますが、短いスパンで分析するとほぼ買いに変わっています。

ですから、まだ安心して買いという水準ではないのですが、経験上買いになるでしょうね、とは思うのです。

なぜなら、金利水準が適正に戻ったのですから、売られ過ぎた分、買われるということです。

このことからもトルコは割安ということがわかると思います。

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角野 實(かどの みのる)

角野 實(かどの みのる)

大学を卒業後、金融機関に15年勤め、FXシステムの開発、セールスに携わる。 その後、独立し投資顧問会社を設立。 2018年6月には、投資顧問会社を売却し、那須の山奥で悠々自適な生活を送る。 マーケットに対し、ロジカル且つシンプルな見解は多くの賛否両論を生む。 「理解が出来ないなら、それで良い。反論するなら、それなりに勉強してから来い。それ程、相場は甘くない。」

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